と言っても、国立科学博物館3階の日本に落下した隕石の部屋の中です。
田原隕石は1991年3月26日正午頃、愛知県田原市の三河港に着岸中の自動車運搬船に落下した隕石です。船員が昼食を終えて帰ってくると、厚さ12mmの鋼鉄製の甲板に長さ20cm深さ3cmのへこみを作って、隕石が砕け散っていたとのこと。船に隕石が落下し回収されたのは世界で初めてでした。全体で10kg以上あったと思われるけれども、残念なことに大部分は廃棄され、1Kg程度の破片だけが保存され、現在の展示になっています。(写真は展示の様子)
習志野隕石
ごく最近では、7月2日の関東上空での火球が、習志野市で隕石として7月13日に発見されています。
長良隕石
これは、大変貴重な隕石です。鉄隕石です。岐阜市の長良川近くの畑で2012年10月に発見されています。発見者の三津村さんが岐阜聖徳学園大学の川上さんへ持ち込んで、川上さんが東大の三河内さんに鑑定を依頼したのが、2017年7月。その後岐阜市科学館に展示され、2018年3月22日それを見た岐阜市民が同じようなものを資材置き場にもっていると連絡。川上さんと科学館の小森さんが現物を確認し表面の特徴などから、長良隕石と同じ時に落下した鉄隕石である可能性が高いと判断を下した。また4月2日には、この2個目の発見報道を見た岐阜県民から、1944年秋に岐阜市長良上空に出現した火球の目撃情報も寄せられた。