今年も、年末の空を彩るふたご座流星群の季節を迎えます。
8月のペルセウス座流星群が、ここ2年豪雨と台風に重なり空振りでしたから、
今度のふたご座ではぜひ流星に浸りたいところです。
今年もまた、天文研究科の浅田先生をお招きし、興味深いお話を聞かせていただ
きます。詳細はこちらのチラシをご覧ください。
そもそも流星群とは、彗星がまき散らしたチリのトンネルを地球が通過するとき
に、その砂粒ほどのチリが地球の大気圏に突入し衝突し、高温になってチリが気
化する一方で、チリの成分が光を放つ現象でした。つまり、彗星と地球の軌道が
交わる場合に、その交わる点を地球が通過するときに流星群は出現するのです。
だから、毎年、同じ日なのですね。
その元となる彗星を母天体と呼んでいますが、ふたご座流星群の場合は、その母
天体は小惑星フェートンと言われています。え?彗星じゃなかったの?と思われ
る方もいらっしゃるでしょう。そもそも、彗星と小惑星ってどこが違うの?
なんていうちょっと深入りした注目点をもって、浅田先生の講義も聞いてみま
しょう。
さらに、この夜、せっかく、浅田先生がいらっしゃるので、写真の写し方の実技
指導をお願いしました。
天体写真までいかなくとも、きれいな夜空を見れば、その情景を撮りたいとは誰
しも思うもの。でも、そもそも、とてもとても暗いものを写すことで、ハードル
が高いものです。
流星が流れるのを、ただそれだけ待ち望んで寝転がるのもよし、いやいや、写真
を撮りながら、色々苦労しているときに、ふと流れる流星に出会うのもよし。そ
れがたまたま写真に写ったらラッキー!宝物になりますね。
ふたご座流星群は、前後1週間ほど流星の出現は期待できますが、極大日となる
12月14日は、このような流星とカメラの企画を携えて、皆さまをお待ちしてい
ます。