この天体イベントを愛でるかのような(?)寒波到来の中で、凍える手でカメラのシャッターを
押し続けた人も多いはず。一日ずれていれば雲に覆われ見えなかったであろう幸運の中で、
外気の寒さをはねつけながら、熱い思いできっと多くの天文ファンがこの30分を固唾を呑んで見守ったことだろう。
天体をみるときの気持ちは、どこかでやはり、同じ思いでこれを見守る誰かがいることを想う。
そんな不思議な一体感の中で、冬の晴天の神様に感謝し、凍てつく冬空に「乾杯」をしたそんな冬の夜。
写真は、浅田先生が撮られた写真で、土星の潜入から出現までを追ったもの。
2024/12/08 18:18~18:54 の土星食
今度の夜の土星食が日本で見られるのは、13年後の2037年です。
それまで元気でいましょう。