いよいよ、アインシュタインの遺産全4回の最終回です。
前3回は、1915年発表の「一般相対性理論」と強い繋がりのあるお話でした(ブラックホール、重力波、宇宙項)。
今回の光量子の講座は、アインシュタインが1905年に発表した5篇の論文(執筆は6篇)の内の「光量子仮説と光電効果」に関連するお話になります。他に「特殊相対性理論」「ブラウン運動の原理(分子の熱運動を調べる方法)」など発表。いずれも、ノーベル賞級と言われています。

レジメ光量子
やさしい科学的天文講座「アインシュタインの遺産全4回」.PDF

さて、神様がいるとしたらどこにいるのでしょうか。やはり空の上?
残念なことに空のかなたにはいないようです。1961年、当時ソ連のガガーリンさんが地球を一周した時有名な言葉を残しました「地球は青かった」。もう一つ、キリスト教徒にとってショッキングな言葉「神はいなかった」。(ソ連は、ギリシャ正教があるけど、共産主義国家として概念上無神国家でした)。

このガガーリンさんの見立ては正解であるようで、我々の宇宙はもう、ほぼ物理学的宇宙で確定的かと思います。
宇宙の生成・消滅はミクロの世界とマクロの世界の物理学的法則にしたがって輪廻転生しているだけではないでしょうか。さらに、我々の知らない物理法則もあるに違いありません。

アインシュタインさんは、「神はサイコロを振らない」と言い、量子力学を批判したそうですが、アインシュタインさんは、「スピノザの神を信ずる」と言っているように、宇宙を規定する方程式は原因と結果を含めて完全に答えが出るものが正しく、量子力学のように結果が不確定な理論は受け入れられなかったのでしょう。でも、もともとは、プランクの量子化の仮定と光子の概念を用いて光電効果の論文を書いたことで、量子化の仮定に基づいた量子力学が誕生したのですから、アインシュタインは量子力学の生みの親でもあります。子供は親の意図通りにはならないのでしょう。
注:「スピノザの神」は精神世界をつかさどる神ではなく、自然の摂理をつかさどる神です。

さて、今では、量子力学に基づいて量子コンピュータが現実のものとなり、一部では実用化されている現実を見ると、量子力学も物理学的法則として、何ら突拍子なことではないですね。
ニュートン力学は、マクロな世界を表現できる数式でしたが、量子力学はミクロの世界を記述できる数式として発展しました。その過程で、ニュートン力学も内包していることが証明されてきました。つまり、人類がたどり着いた最先端が、量子力学です。
さらに、アインシュタインさんの相対論とも融合されて、相対論的量子力学も発表されています。相対性理論が目に見える世界を超越していたように、量子力学もまた、人間の普通の世界を超越していると言うことでしょうか。

なんだかんだ言っても、アインシュタインさんは量子力学の誕生から発展にも多大な多大な貢献をしました。アインシュタインさんが今生きていたら、何とコメントするのでしょうか。「神様が迷った結果だ」とでも言うでしょうか。

補足:量子仮説と光電効果により、レーザー、太陽電池、DVD、デジタルカメラ、各種センサー、光触媒などが生まれました。

■アインシュタインの遺産 第4回「光量子」
日時:2022/1/30(日) 14:00~15:30 ホテルでは16時から座談会 夜は観望会もあります
場所:伊良湖ホテル&リゾート セミナールーム
参加:セミナールーム(20名)、及びZOOM参加
費用:セミナールーム参加者は、座談会のお茶とケーキで2200円
申込:事前に、下記の参加申込URLからお申込みください。 emailのinfo@iragotenmon.clubでも可。電話0531-34-2325でも可。
■やさしい科学的天文講座に一度でも参加された方は、全部の講座の録画を閲覧することができるようになります。

参加申込
ここのURLから当日の開始時間前までにお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScaYWSawaYgZLfLJM_Ojeadk2wVCFFLE6WRZDcPQStgQ7xTCQ/viewform 下記QRコードもどうぞ
やさしい科学的天文講座 2021年カリキュラム 申込QR

ZOOM用URL: https://us02web.zoom.us/j/86463555290?pwd=NHZYVTM1MkV3cFlhcGFwZE5Jd1lEdz09
ミーティングID: 864 6355 5290
パスコード: astro20221

受講後のアンケートURL: https://docs.google.com/forms/d/1BcBZvFeuyIhpRYUtS3LZ06jUQyj1r8iStk1k06GJEtQ/edit
やさしい科学的天文講座 アインシュタインの遺産 第4回 光量子

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です